ファシリテーター一期生募集にあたり、わたしたちが大事にしていることを話してみました。

長野県では、長野県文化芸術振興計画に基づき、県内の学校において、児童生徒が演劇的手法を通じてコミュニケーション能力や表現力、創造力を学び育むことを目的として、「アートの手法を活用した学び」推進事業を実施しています。演劇をはじめ、さまざまなアートの手法を取り入れたワークショップなどを学校・教育関係者に紹介するとともに、ファシリテーターやコーディネーターなど文化芸術関係者のネットワークを構築し、子どもの発想を生かし育てる活動を取り入れ、主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善に生かせるよう、支援を進めています。

そこで、わたしたちは「表現コミュニケーションLab.」を立ち上げ、メンバーの集う軽井沢町にて目指す事業の可能性と方向性等について議論を重ねてきました。いよいよ令和6年度から、軽井沢町教育委員会・各学校において本格的に改革を進めていくに当たり、そのスタートアップとして取組み、実施することが決定致しました。

長い歴史を持つ公立学校授業カリキュラムの改革には、大きなエネルギーが必要です。未来を担う子どもたちのために、関係者とプロフェッショナルの知恵と力を結集し、豊かな教育環境を築く一助となれましたら、わたしたちも幸せです。

また、軽井沢町での事例を長野県、全国へと展開していく未来を共に創造するために、一同尽力して参ります。